2011年 夏 ヨーロッパアルプス17日間のフルムーン旅行





シャモニ・ツエルマット・グリンデルワルト・インスブルック・コルチナ・ベネチア

ヨーロッパアルプス

2011/08/14-31

モンブラン山群 ミディ針峰コスミック山稜の妻

1983年1月1日付で私は札幌支店への転勤を命じられ赴任した。妻とは札幌で仕事を通じて知り合い1986年結婚した。新婚旅行には行っていない。
が、かつて妻に文句を言われたことは一度もなかった。当時「新婚旅行なんか行かなくても結婚したことだけで幸せ」と妻は言っていたし、私もそう思っていた。何の不足もなかった。
私はグランドジョラス北壁を登った1988年以降も勤続10年、20年の節目の年にヨーロッパアルプスを再訪し、昨年は娘二人を連れてヨセミテを訪問しているが、妻を伴って行ったことはない。つまり私は寛容な妻を良いことに、自分自身の山登りを優先するばかりで結婚以来、妻を旅行らしい旅行へも行かせることのなかった身勝手な夫だったのである。
2011年すなわち勤続30年を祝して勤続31年目に付与される二週間休暇は私にとって最後の長期休暇の機会であり、26年を経て行う新婚旅行の絶好の機会だと思っていた。
数年前に「2011年にやってくる最後の二週間休暇は二人で海外旅行をしよう」という話を持ちかけたときの妻の喜びようはなかった。
そしていよいよ実現できる日が近づいてきた。具体的な計画を立案しなければならない。さてどこにするか?
私は迷わなかった。妻を連れて行くのは私が一番大切にしている思い出の場所以外には考えられない。そう、ヨーロッパアルプスである。
ところが新婚旅行計画のはずであったが、妻に言わせると私が立案した計画は全行程が山行そのものだという。昔登ったことのある山々へ妻を案内して私と同じ感動を味わってもらいたいという気持ちが強すぎたので妻にはそのように感じられたのだろう。大幅に計画を修正して「あくまでもハイキングと観光が主体」また幕営も快適性に十分配慮した装備を整え「オートキャンプとホテルの併用」ということで落ち着いた。

2011年08月14日-15日 成田 フランクフルト ジュネーブ シャモニ フォルクラ峠 マルティニ ヴィスプ ターシュ ツエルマット
2011年08月16日-20日 ツエルマット ブライトホルン ヘルンリヒュッテ ソルベイヒュッテ ホテルシュワルツゼー
2011年08月21日-24日 ツエルマット サンゴタルド峠 マイリンゲン インターラーケン グリンデルワルト クライネシャイデック
ユングフラウヨッホ メンヒ東南稜 ラウターブルンネンタール ルツエルン ツーク リヒテンシュタイン ブルデンツ
インスブルック ブレンネル峠 ブレッサノーネ ギッセルキャンプ場
2011年08月25日-27日 ドッピアーコ ランド湖 アントルノ湖 ミズリーナ湖 コルティナダンペッツオ クリスタロメッツオ ベネチア ミラノ
アオスタ シャモニ
2011年08月28日-31日 シャモニ フォルクラ峠 マルティニ シャンペ サンベルナール峠 アオスタ プランパンシュー フェレの谷
クールマイユール ミディ針峰コスミック山稜 ジュネーブ ロンドン 成田