2010年 初夏

北アルプス　上高地

小梨平キャンプ事情

2010/06/05-06

おなじみの河童橋からの景観

3月末の松本出張の折に馬刺しの店「富士亭」で夕食を摂った。この店の便所が一風変わっており壁が上高地の立体模型になっているのである。これが話題となり、ごく自然に上高地へ行ってみようという話になった。
そして6月第一週に西田さん親子と田部井さん、そして妻と私の6人で行った。天候に恵まれ最高の休日。今回は最新の上高地キャンプ事情として紹介する。

6月5日（土）晴

この週末はウエストン祭であったが、心配した雑踏はなかった。
早朝4時の千葉出発としたが、渋滞がなく楽。
沢渡上高地間のバス：10分から20分間隔。 往復2000円、４人以上は団体割引1800円
駐車場一泊二日1000円
停車するバスの目の前に車を止められるので、沢渡上に駐車。
装備はオートキャンプ用のスクリーンタープと山岳用テント3張り。数十キロの荷物はバスの座席下のトランクに入れてもらったので、バスへの積み込みは楽。
小梨平キャンプ場の管理棟でリヤカーを貸し出している。リヤカー代300円。バスターミナルから小梨平キャンプサイトまで500mだが道が平坦なのでリヤカーは大助かり。
小梨平キャンプ場一人当たり700円
風呂は昨年改装され立派になった。14時から19時まで入浴可能。入浴料金は14時から16時まで400円、16時から19時まで500円。公共交通機関を利用した山行の場合、上高地から新島々までの直行バスに乗ることになり沢渡で温泉に入ることができない。そんな時には小梨平で入浴するといいと思う。
キャンプ場管理棟の売店では冷凍肉や卵、米、木炭を売っている。電子レンジが用意され解凍できる。酒、醤油、食用油、ガスカートリッジ、カセットガスボンベ、タワシ、洗濯ばさみなども販売している。また小梨平食堂では野菜を実費で分けてくれると掲示されていた。

昼食後、徳沢まで往復。
明神へ通じる歩道から徳沢園までニリンソウ満開。明神で小梨（ズミ）の花が数輪ほころんでいた。
夕食はバーベキュー。折りたたみ式のBBQコンロを用意。自宅から持ってきた冷凍してあった肉は程よく解凍されていた。
満点の星空。20時を過ぎたころから急激に気温が低下した。

6月6日（日）快晴

この朝、上高地は霜が降りるほどの冷え込みとなった。フリースを着こんで丁度よい状態。
朝食後、ウエストン祭の見学と散策。
あちこちに設置されている有料双眼鏡の高性能は驚くほどのもので、奥穂高岳山頂のケルンに登ろうとしている登山者の姿まではっきり認識できる。
帰りはリヤカーを借りてバスターミナルに放置する人がいるらしく預かり金1000円が必要。管理棟にリヤカーを返却した時点で返金してくれる。
15時半に沢渡を出発したが、かつてないほどの渋滞。笹子トンネルから高井戸まで通過に6時間以上かかるとの放送があったので、勝沼で高速道路を降り、柳沢峠を超えて奥多摩へ入って渋滞を迂回したが、結局一時間しか短縮できなかった。22時15分帰宅。

いつもの穂高	気持ちの良い空を仰ぐ
ウエストン祭	テントの傍らに咲く
私たちのテント	撤収のリヤカーは皆で牽く