2009年 初冬

房総の沢歩き

待崎川(滝根入川右俣)

2009/12/6

花木園(鴨川市和泉地区生活環境保存林)


上流部の渓相は本格的

待崎川の上流部は右から遠沢川、鳴子川、滝根入川と分岐している。その中でも滝根入川はいくつもの支流を持つ。今回は標高98m地点で右へと分岐する沢へ入ってみることにした。妻はあいにく公民館の掃除当番のため不参加。

12月6日(日)晴れ

土曜日は雨、日曜日も夜半まで雨であった。明るくなっても雲に覆われていたが、天気予報では日曜日の天候は良いとのことだったので四街道を出発する。三島ダムの上流部から君鴨トンネル周辺にかけて朝霧が幻想的な風景を醸し出していた。
9時過ぎに保台ダムへ到着し9時半に歩き始めた。
花木園で沢靴に履き替え、近道を通って98m分岐点へ行く。沢へ降り立ってから3分ほどで分岐点へ到着。
連日の雨で沢は若干濁っている。98m分岐点は顕著な二俣で左右ともにナメが続いている。
今日は右へ入る。
待崎川特有のナメが続く。何箇所か倒木が流れをふさいでおり、小さなせき止め湖状態となって腰まで水に浸かった。房総とはいえ12月に腰まで水に浸かるのはつらい。
上流部はナ小さな樋状のナメ滝が美しい。
最源流部は適当なところで尾根に逃げて稜線へと向かう。アイスハンマーを泥の斜面に打ち込みながら登っていく。
ほどなく関東ふれあいの道へ登りついた。偶然通りかかったハイキングのおじさんが急斜面を登ってくる私を観てビックしていた。
下降路は大失敗。最初のうちは古い林道あとのようなしっかりした道だった。8個のトンネルを通過したが途中で道はところどころで崩落している。遠沢川を下降したが、この道は廃道となっていた。雨上がりのぬかるみに足を取られて尻もちをついたりして全身泥だらけ。
この下降路は二度と使いたくないと思った。


保台ダム 9:30
花木園 10:05--10:20
入渓点 10:25
98m二俣 10:30
稜線 13:00
遠沢川下降開始点 13:40
保台ダム 14:46


水量は豊富



ナメ滝



陽が差し込んで小さなゴルジュを照らす



振り返って撮影



源流部は樋状



小さいながらもナメ滝もある