2009年 夏

大菩薩嶺

大菩薩嶺から大菩薩峠

2009/6/13

大菩薩峠への素晴らしいプロムナード

先週の丹沢権現山の下りで、足の回復がまだまだだということを思い知ったので、今週はもっと安楽なコースを物色した。
で、選んだのが大菩薩峠。私は1972年に父と妹の三人で登ったことがあるけれど、妻は登ったことがない。草原の広がるとても気持ちの良い山で、もう一度登ってみたいとかねてから思っていた山だ。

6月13日(土)晴れ

少し遅れ7時に四街道を出たので中央高速で渋滞につかまった。
勝沼IC経由で上日川峠に到着したのは11時過ぎ。
天気が良い。広葉樹の緑の森を木漏れ日を浴びながらゆっくりと登っていく。
福ちゃん荘で一休みし、唐松尾根に取りかかる。しばらく穏やかな樹林の中の道を登っていくがやがて急坂となる。この急坂は短く小さなピークに出る。そこから平坦な道をしばらく行くと稜線までの最後の登りだ。右側には広々とした笹の原っぱが広がり、時折、心地よい風が吹く抜けていく。やはり急坂は応える。妻に遅れがちになりながら、あとを追う。
大汗をかいて雷岩に到着。まったくやれやれである。
雷岩では休まずに大菩薩嶺まで行く。樹林に囲まれた展望のない山頂。写真を撮って雷岩へと戻り、昼食とする。南にダムが見える。37年前に来た時にはダムの底に沈んでしまった谷をアプローチにして途中まで車で上がり、上日川峠経由で登ったことを思い出した。嵯峨塩温泉というのがあったと記憶しているが、今もあるのだろうか。
夏の日差しを受けながらそんなことを思った。
小一時間ほど休んで腰を上げる。気持ちの良い笹原に続く登山道を少しづつ標高を下げていく。妻が先行するがどんどん離されていく。ところどころにある岩が露出しているところではさらに遅れる。左足が不安定なので仕方がない。転ばぬようにゆっくり歩き、妻に待ってもらう。介山荘で一休み。スポーツドリンクを買って飲んだ。
さぁもうひと頑張りだ。疲れた足には短い林道でもしんどいものだ。上日川峠の車に戻ってきたときには、くたびれ果てていた。
大菩薩の湯で汗を流し、塩山のファミレスで食事をして家路についた。

上日川峠 ・・・・ 11:25
福ちゃん荘 ・・・・ 11:49-12:05
雷岩 ・・・・ 13:17
大菩薩嶺 ・・・・ 10:14-10:58
雷岩 ・・・・ 13:25-13:32
賽の河原 ・・・・ 14:54-15:02
介山荘 15:19-15:28
上日川峠 16:21


蝉の声が森に満ちている







やっと雷岩



雷岩から賽ノ河原への下降



賽ノ河原の避難小屋



介山荘