2007年 春

筑波山

筑波山境界尾根

2007/04/21

中腹にある水場近くに咲くニリンソウ

昨夏、筑波山のコースのいたるところに立ち入り禁止のプラカードが掲示された。
観光道路やリゾート施設の建設、ロープウエイやケーブルカーの敷設など、金儲けにつながる開発は歓迎され、金儲けにつながらない自然散策は歓迎されない。
自然保護を謳ってはいるが、観光道路やリゾート施設・ダム・林道を計画する人は深い森や渓谷の中に何があるかを知らない人たちで、それら開発行為に反対するのが知っている人たちだ。

4月21日(土)晴時々曇り

10時、朝一番で自動車教習所へ行っている敦子を素直と迎えに行ってそのまま筑波へと向う。ちょっとしたハプニングがあって筑波山のふもとに到着したのは13時近く。酒寄の蜜柑園を登山口とする境界尾根はその名の通り、つくば市と桜川市真壁町の境界沿いに登るもので、このコースに関しては登ってもよいという茨城県による掲示がある。
祠の近くに車を止めて、赤松の林の中の登山道を三人でゆっくり登り始める。登山道には松葉がしきつめられ、それが程よいクッションになってとても歩きやすいし気持ちが良い。傾斜のゆるい道を30分ほど登っていくとニリンソウの群落がある。耳を澄ませば水の流れる音が聞こえる。登山道から右へ5m入ると小さな流れを見ることができる。
この近辺から傾斜が増して、杉の植林地帯の中に岩の散乱するゴーロを登っていく。一旦、ゴーロが切れて少し登ると岩場に到着。真新しいペンキ印が登路を示してくれているのでそれに従って登る。まもなく杉の植林が切れて、本来の雑木林に入る。ふもとではツツジが咲き新緑が美しいが、この地点まで登ってくると芽吹きはまだで冬枯れの木立のような落葉樹林帯である。
もう一箇所岩場があって、これを越えるとまもなく筑波山自然研究路のコンクリート歩道に到着。右へ進んで行くが、自然研究路は急斜面を階段となってジグザグに登っていく。まもなく東屋に到着。
ここで湯を沸かしてカップめんを食べる。お腹がへっていたので三人ともおいしいねと言いながら食べた。
敦子が夕方、用事があるので時間がない。ここから往路を戻った。


登山口周辺ではすでに緑が濃い



緩やかな尾根道は松葉の絨毯に覆われている


ちょっと登りづらい



標高が高くなるとまだ冬木立

小さな岩場

上部では、カタクリが咲いていた

4月21日
 蜜柑園近くの祠 13:18
 ニリンソウが咲く水場 13:51
 岩場 14:11
 自然研究路 14:42
 東屋 14:51--15:19
 蜜柑園近くの祠 16:00