2007年 冬

房総

鋸山

観月台--地獄のぞき--車力道

2007/02/25

東京湾を望む展望台にて朋子を写す 遠くに白い富士が見えた

2月5日に発症した今回の風邪は長引いた。会議や出張などがスケジューリングされており、だましだまし仕事をしていたら二十日近くも調子がわるかった。一昨日になってようやく通常の体調に戻ったようなので週末のハイキングを家族に打診したところ、大学受験が終わったばかりの朋子が名乗りを上げてくれた。1月に18歳の誕生日を迎えた朋子だが受験前だったので誕生日のお祝いをしていない。そこで今日のお昼にファミリーレストランに行く約束になっている。午前中に帰宅しなければならない。朋子も受験勉強で一年半ぶりの山登りなのでなるべく楽なところということで、鋸山を観月台から地獄覗きまで登り、車力道を下ることになった。

2月25日(日)快晴

6時に出発。車の外気温計はマイナス2度を示し今冬一番の寒さだ。7時半前に金谷に到着。車力道の登山口近くに車を止めて仕度をする。朋子が寒がるので羽毛服を着せフリースの頭巾をかぶせる。
「トンちゃん似あうよ」
「うふふ・・・」
一旦、館山自動車道の下をトンネルでくぐる。トンネルの出口のところから観月台の水仙畑へ通じる登山道があって小さな道しるべがたっている。長い階段を省略できるのでとてもらくだ。植林地帯を少し登ると観月台の下に広がる水仙畑に到着。暖冬なので花は少しくたびれていたが、まだ咲いていた。
朋子は鋸山に登るのは初めてなので、石切り場へ連れて行く。石切り場の石舞台で声を出して残響音を楽しむ。
関東ふれあいの道に沿って急峻な階段を手すりにつかまりながらぐいぐい登っていく。すぐに稜線にでた。関東ふれあいの道に沿って左へ行けば鋸山山頂。右折すると30mほどで展望の良い小さなピークに出る。円形のベンチがあって東京湾や三浦半島、富士山と素晴らしい展望が広がっている。
「この先、通れません」という看板があるが、この小さなピークから先もしっかりとした道が続いている。これをたどると地獄のぞきへ行くことができる。一般観光客が迷い込まないようにトラロープが張られているが、道はとてもしっかりしたもので鉄パイプの手すりなども整備されている。
地獄のぞきに到着。風が強くとても寒い。風の吹き込まない陽だまりを見つけて休憩。ウレタンマットの上に腰掛けているとポカポカして気持ちがいい。スベア123に点火して湯を沸かしコーヒーと日本茶を淹れる。小一時間休んで腰を上げる。
帰路は車力道だ。トコトコ下っていく。
「トンちゃんどう、疲れた?」
「ちょっと疲れた。足がぶるぶる震えてる」
「一年半ぶりの山道だからしかたがないね」
「うん」
10時前に車に戻ることができた。



トンちゃん、おかしいけど似合うよ



館山自動車道のトンネル出口から右の斜面を登る



あー暑かった!



東京湾を望む展望台のピークで一休み



地獄のぞき



トコトコ下る



車力道

ちょっと疲れたぁ

2月25日
 車力道登山口 7:44
 観月台 7:51
 石切り場跡 8:12--8:19
 東京湾を望む展望台ピーク 8:33
 地獄のぞき 8:42--9:26
 車力道登山口 9:54