2006年 春

茨城

筑波山 男の川道

2006/04/22

筑波山が素晴らしい山であることを先週知り、今日は妻も加わって敦子と三人でやってきた。ルートは「男の川(おのかわ)」沿いに登る「男の川道」。
先週は花が素晴らしかったが、今週もニリンソウやカタクリ、更にはつつじが山ろくで咲き始め、晴天に恵まれたこともあり、素晴らしい半日を過ごすことが出来た。
いよいよ、来週からゴールデンウィーク。前半の4月29日・30日は富士山で敦子と雪訓。5月3日からは四泊五日で北アルプス剣岳の計画である。

4月22日(土) 晴れ

5:15に四街道を出発し、85kmを走って筑波山の裏側つまり北面へ回り込み、旧筑波ユースホステル跡近くの登山口に7:20到着。
今日のコースは「男の川道」、スタート地点がすでに標高440mなのでとてもラクチンともいえる。

男の川の標識脇から出発
しばらく登っていくとニリンソウの群落が広がっている。
上高地の徳沢周辺で春に咲くニリンソウが見事だが、筑波山の北面に咲くニリンソウも素晴らしい。
ニリンソウの群落とカタクリの群落が入り乱れ斜面をおおう。

登山口から50分ほどの登りで、薬王院からの「椎尾道(しいおみち)」に合流。
更に10分ほど登ると男体山の自然研究路に合流してしまった。
これではあまりにも楽すぎてトレーニングにならないと敦子が言い出し、走りはじめた。富士山と剣岳がひかえているので、ちんたら登っている場合ではないのである。私も敦子の後を追って走る。
まもなく御幸平にたどりついたが、妻はのんびり登ってきた。
御幸平からは3月末に登った日光白根が良く見える。真っ白だ。左に日光白根、真ん中に日光男体山、右に女峰山。

少し休んで、自然研究路を時計回りに辿ってみる。少し行ったところに立身岩と言うのがある。間宮林蔵がこの岩で立身出世を願ったのが名の由来だとの記述のある看板が立っている。立身岩の上まで登った。
素晴らしい展望が広がっている。
霞ヶ浦が近くに見え、来週登る計画を立てている富士山も真っ白にひときわ高く彼方に聳え立っている。
立身岩の先から自然研究路を離れて右の踏み跡を登り、男体山の山頂に立つ。

下山は筑波ユースホステル跡へ続く道を辿る。
御幸平の女体山寄りの公衆トイレの脇から下り始める。
とても歩きやすい道で、20分ほどで林道終点の広場に立つことが出来た。この広場には20台ほどの車が止まっており、それぞれ筑波山へのハイキングへ向ったようだ。
この林道終点の広場の標高は560m、従って御幸平までの標高差はたったの230mと言うことになる。ケーブルカーやロープウェイを使わないハイキングコースとしては最も楽なコースなのかもしれない。

車を止めてある「男の川道」スタート地点までのんびりと舗装された林道を下っていく。
通る車も少なく、道々には桜が咲き残り、名も知らぬ花もひっそりと咲いている。それらの花をめでながら、野鳥の声に耳をかたむけつつ歩いていると林道もまったく苦にならない。
20分の歩行で車に到着することが出来た。
帰りはつつじが咲き始めた「がま公園」近くの梅林まで戻って、つつじの花を写真に収め、11:00に筑波山をあとにした。
四街道には12:55に帰り着き、先週壊れた風呂場のシャワーを直すことが出来た。


男の川道登山口7:45
椎葉道合流8:35
御幸平到着8:55
筑波山自然研究路および山頂付近を散策
御幸平出発9:45
筑波ユースホステル跡10:05
男の川道登山口10:25