栃木県 足尾 松木川
2時間のアプローチを経てたどりついた40mの氷瀑でも正真正銘の垂直部分というのは実際には3m位しかなく、たいていは微妙に寝いていたりします。本当のバーチカルで遊びたいなぁと思っていた私は足尾の銅親水公園の車止めゲートから見える導水管の氷柱が気になってしかたがありませんでした。
三週連続になるのですが、仲間内に連絡をとると宇都宮の安藤医師が一緒に行ってくれるとのこと。
さて、行ってみると立春を感じさせるような一日。見事な氷柱というかツララのオンパレード。こりゃいい、ライン取りによっては薄カブリの課題もOK。
ただし、高さが5mから6mほどしかないのでリードするとグランドフォールの危険性が高いというのも事実です。トップロープでムーブの探求に焦点を絞るということに割り切った方がいいかもしれません。
カラコルムのスパンティークで指を失った森さんと、ファイトのかたまりでチャーミングな箭内さんを加え4人で春うららのような休日を楽しみました。
※ちなみに「仁田元沢出合導水管アイスフォール群」と呼んではどうかしらと安藤さんが言ってました。アイスフォール群の方がカッコイイですね。
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アプローチ15分 この氷柱が最も傾斜が緩い。 |
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いい感じの氷柱でしょ? |
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コレもいいですね。少し寝てるかな? |
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ツララの集合体のような氷柱 |
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ペンシル状のまさに氷柱というかツララ。 陽が当たっている面は氷がやわらかくなっているので氷を割らずにアックスが決まってくれます。ですから簡単に感じます。 |
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一方、完全なバーチカルではないこの課題は、日影なので氷が硬く、もろい為アックスで氷が割れてしまいます。かえって登りにくく感じました。 |
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トランゴもピックのチューンで素晴らしいツールに大変身とは安藤さんの弁。 |
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遊びつかれて家路につく |